サラリーマンにとっての成功といえば、「平均年収より稼ぐ」「理想の年収を超える」「上級の役職につく」など、一般的に明確な目標がありますよね。フリーランスでも似たような部分はありますが、異なる働き方のため、成功の定義にもやや違いがあります。また、人によっても、どうなれば成功したと思うかは異なるでしょう。大きく分けて、フリーランスにとっての成功とは、次の3つになります。

報酬面での成功

サラリーマンとも共通しますが、一番の成功といえば、やはり報酬面での成功でしょう。フリーランスは、業種ごとの平均年収の統計データーがあまりありません。そのため、サラリーマンの業種ごとの平均年収を参考にします。フリーランスは、福利厚生や社会保障がほとんどなく、税金も自分で納めなければいけませんので、その分を考慮に入れないといけません。

そのため、だいたいサラリーマンの平均年収の1.5倍~2倍以上稼ぐことができれば、成功しているといってもいいでしょう。サラリーマン時代に年収400万円だった方は、600万円~800万円稼ぐ必要があるということです。難しいように思えますが、フリーランスの単価はサラリーマンよりも高いため、同じような仕事でも報酬は高くなります。スキルのある方なら、それほど難しいことではないでしょう。

精神面での成功

フリーランスになる動機のひとつには、独立して自分の力を試したい、という考えもあります。会社に頼らず、自分だけの力で生きていくということです。この場合、自立して業務を行っていくことができれば、成功したといえるでしょう。コネでもらった仕事をこなしているだけではダメで、自ら仕事を獲得していく必要があります。フリーランスとして長く生き残るためにも、これは重要なことです。

働き方としての成功

「自分の好きなことで自由に働きたい!」と思ってフリーランスになる方も多いでしょう。自分で仕事を選んで、自由に働ける、というのはフリーランスの特権ですね。とはいえ、フリーランスになったからといって、好きな仕事だけで働けるとは限りません。それにはやはり、努力が必要です。仕事が少なければ、嫌な仕事でもやらざるを得ませんからね。

自分の好きな仕事で生きていくためには、スキルやコミュニケーション力を磨いて、仕事の数を増やしていく必要があります。クライアントに言われるがままではなく、自分で仕事を選べるようになったら、成功したといえるでしょう。